デザインと罫線

グラフィックデザイン(とくにエディトリアルデザイン)における、効果的な罫線の使用法を紹介していきます。

罫線の種類

最初にこの記事を書けば良かったですね(^_^;)

基本的な罫線の種類を以下に記しておきます。

文献によって罫線の呼称は違ったりするんですけど、
ここでは『句読点、記号・符号活用辞典。』(小学館)の
162ページの資料を参考とすることにしました。

 

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ちなみに、日本工業標準調査会のWebサイトで閲覧できる資料
「JIS X 4051 日本語文書の組版方法」には、
罫線の用語解説として以下のように記されています。

けい(罫)線 複数の項目を二次元的に区切るために用いるもの。横けい及び縦けいがある。けい線は、実線や破線などのけい線種、けい線の太さ、可視、不可視などのけい線属性を持つ。実線の主なけい線には、細い順に並べると、表(おもて)けい、中細(ちゅうほそ)けい及び裏(うら)けいがある。
備考 けい線は、けい線の太さの中心までの距離を指定された空き量としてけい線を配置する。
参考 表けい、中細けい及び裏けいの太さ
   表けい 0.12mm
   中細けい 0.25mm
   裏けい 0.4mm

 DTPの時代において、この「表けい」や「裏けい」といった
名称がどれだけ使われているか分からないんですけど、
参考資料として示しました。

また、JISの定めた基準がどれだけ厳格に守られているかも
わからない(デザイナーによっては、単位をミリではなく
ポイント〈1ポイント=0.3528ミリ〉にしていることもあることから)
んですけどね。表罫は0.25ptとか0.3ptだったりしますよね……。

今後のブログ記事ではここに示した用語も使っていく予定ですが、
その言葉を使った時点でこの記事にリンクさせるつもりであります。