デザインと罫線

グラフィックデザイン(とくにエディトリアルデザイン)における、効果的な罫線の使用法を紹介していきます。

カギ型の罫線 その6

最近見つけたので
論文に取り上げなかった罫線です。
ただこれは「好みの問題」と言われても
仕方ないかもしれないのですが、
事例として面白かったので紹介します。

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▲画像出典=『もう一度、ごちそうさまがききたくて。』(栗原はるみ・美術出版社)
6ページの全体

▲▼数字の部分にカギ型の罫線が使われています。
ページのいちばん上から伸びていることが
安定感に繋がっています。

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▲画像出典=『もう一度、ごちそうさまがききたくて。』(栗原はるみ・美術出版社)
6ページの一部分


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▲画像出典=『もう一度、ごちそうさまがききたくて。』(栗原はるみ・美術出版社)
6ページの罫線を加工したもの。

▲上から伸びなくても問題はありませんが、
ちょっと安定感に欠ける気もするのは気のせいでしょうか。


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▲画像出典=『もう一度、ごちそうさまがききたくて。』(栗原はるみ・美術出版社)
6ページの罫線を一部無くしたもの。

▲罫線を無くしてみたパターン。
これはちょっとふわふわとしていますね。
引き締まりが足りない感じです。


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▲画像出典=『もう一度、ごちそうさまがききたくて。』(栗原はるみ・美術出版社)
6ページの罫線を加工したもの。

▲縦の罫線だけにしたパターン。
どうしてあるのか分からない感じ。


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▲画像出典=『もう一度、ごちそうさまがききたくて。』(栗原はるみ・美術出版社)
6ページの罫線を加工したもの。

▲横の罫線だけにしたパターン。
これはけっこうアリかもしれません。

しかし、罫線を紹介するのは難しいですね。
線が細いので見えてない
モニタもあるのではないかと心配です。