デザインと罫線

グラフィックデザイン(とくにエディトリアルデザイン)における、効果的な罫線の使用法を紹介していきます。

カギ型の罫線 その2

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▲画像出典=『タイポグラフィの基礎』(誠文堂新光社)183ページ 


★カギ型の罫線(実際に使われたもの)

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▲画像出典=同上(再現のため、細部が一部異なります)

▲書籍『タイポグラフィの基礎』(誠文堂新光社)でも、註釈を表記する部分にカギ型の罫線が使われていました。この罫線により、註釈と本文の境目が明確になり、読者もページの中から註釈を探すことが容易になっています。


★罫線を全て無くしたもの

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▲画像出典=同上(再現のため、細部が一部異なります)。罫線を全て無くしたもの。

▲しかし、罫線を無くしてしまえば
誌面の中でのまとまりが無くなってしまいます。


★四辺すべてを閉じた罫線

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▲画像出典=同上(再現のため、細部が一部異なります)。四辺すべてを閉じた罫線。

▲だからと言って四辺全てを閉じると、閉塞感が生まれる他、註釈が本文より目立ってしまったり、見出し(「★註」の文字)が目立たなくなる問題が発生してしまいます。

タイポグラフィの基礎―知っておきたい文字とデザインの新教養

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